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虹のコンキスタドール メンバー 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 根本凪 22 150 90 57 85 G 2016/08/04 元メンバー 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日
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意味 守備が絶望的に下手で、いつエラーをやらかすかわからない選手、実際にエラーをやらかして失点のきっかけを与えてしまう選手のこと。 野球板一般で使われている模様。 -
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638 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 18 38 07 ID kr38nGDk0 「ごめんなさい……私のせいで……」 「気にすることありません。怒られるのはなれてますから。」 仕事でミスを犯してしまった椛。 部下の失態は上司の失態、文はこっぴどく上司に怒られたのであった。 「ねぇ椛、今から一緒にお風呂はいりましょうか。心も身体もさっぱりしたいし。」 「え……」 椛はあまり風呂好きではなかったので、文の提案にはあまり気乗りしなかった。 他人に身体を見られるのは恥ずかしかったし。 けれど、迷惑をかけてしまった文の頼みを断ることも出来なかった。 「はい、分かりました。」 そう椛はうなずいた。 ざーっと、蛇口からお湯が出て、みるみるうちに洗面器がいっぱいになる。 洗面器のふちでお湯がもこもこと盛り上って、まるで生き物みたいだ。 「じゃあ頭から洗いましょうねー。」 文は椛の後ろに椅子を置いて座り、シャンプーを手にとって椛の頭を洗い始める。 まえに頭を洗って石鹸が眼に入った時のことを思い出して、きゅっと目をつむる椛。 わしゃわしゃ 文は丁寧に優しく椛の頭皮を揉むように上手に頭を洗う。 あ、なんだか気持ちいいかも。 肩をこわばらせていた椛の緊張は、次第にほぐれていく。 なんだか、すごく落ち着く。文さんとなら、毎日お風呂入ってもいいな。 「じゃあ次は背中を流しますから。」 「はい、お願いします。」 満ち足りた表情でそう答える椛。 きゅっ 蛇口を捻る音が聞こえる。 ザーーッ!! 「ひぁ、あ、あつ!あついです!!」 背中にかかるお湯のあまりの熱さに声をあげる椛。 椛は蛇口を閉めようと手を伸ばすがシャンプーがしみて眼を開けれず、 椛の手は空をきる。 「ほらほら、動いちゃダメですよー?」 文は椛の腰を、脚でぐっと挟みこんで押さえつけると、 さらに蛇口を捻ってシャワーの温度を上げる。 「あっ、あう!!うくっ、……!!」 あまりの熱さに身体を縮込ませる椛。 やめてと言いたくても声が出せない。 きゅっ やっとシャワーが止まると、解放された椛は震えながら呼吸をした。 背中の皮膚が、じんじんと痺れている。 「あ、文さん……」 「じゃあ次は湯船に浸かりましょう。」 「あ……」 文は椛に何も言わせないという風に椛の手をとると、座っていた椛をぐいと引っ張った。 とかこんな感じの早く誰か頼みます
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#怪盗ロワイヤル ,#TBS,#金12,#松坂桃李,#NETFLIX,#Hulu,#Amazonプライム,#dTV,#視聴率,#無料ドラマ amazonで探す @楽天で #怪盗ロワイヤル を探す! 金24TBS 2011.10.28~2011.12.23 3.5% 公式HP wikipedia 前 桜蘭高校ホスト部 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 アレキサンダーの涙 2011/10/28 4.2% 2 ネメシスの首 2011/11/04 3.5% 3 オーロラの雫 2011/11/11 2.8% 4 闇のファイル 2011/11/18 3.3% 5 ゴルジア家の十字架 2011/11/25 3.7% 6 ルポライターの遺稿 2011/12/02 3.5% 7 義賊の指輪 2011/12/09 4.6% 8 裏切りの銃 2011/12/16 3.1% 9 パンドラの匣 2011/12/23 2.8%
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アヒル(お風呂用) J01-031/R RRR カード名:《アヒル(お風呂用)》 キャラ名:「高橋美咲」(たかはし みさき) LPリミット:40% キャラクターシンボル:クラブ 属性:居候 END:- 【自分か相手の場に[【クラブ】]のサポートがある時】あなたは自分の場にある[【キング】]のカードの数×5%、自分のLPをアップする。 「結局、俺から何もできなかったし……」
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MO/015 R SP お風呂の乙女/巨乳美女 女性 パートナー お風呂の希/天才少女 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 2500 【あら】《応援》《姉》 【スパーク】【自】 あなたは自分の1番上の山札を公開する。そのカードの名前に“希”を含んでいるなら、このカードを自分の控え室に置いてよい。 作品 『迷い猫オーバーラン!』
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ここを編集 ■小公子セディ 動画チェック ■トラップ一家物語 作画監督 2 5 7 9 11 14 18 22 26 29 33 ■大草原の小さな天使 ブッシュベイビー キャラクターデザイン(関修一と共同) 作画監督 1 5 9 13 17 21 26 30 35 40 ■ムカムカパラダイス 作画監督 23 ■愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん キャラクターデザイン 作画監督 11(三) 47 ■ハーメルンのバイオリン弾き (劇場版) キャラクターデザイン 作画監督 ■少女革命ウテナ 作画監督 4 ■天使になるもんっ! キャラクターデザイン プランニング(錦織博、池田眞美子、池口和彦と共同) 作画監督 1 2 3 6 13 14 15(石) 18(大) 21(山) 22(大・山) 23 25(実・橋・大) 26(実・柳・橋) 作画監督補 24(橋) ■機動天使エンジェリックレイヤー 作画監督補佐 1(堀・日下・阿) ■あずまんが大王 THE ANIMATION キャラクターデザイン 作画監督 ■GAD GUARD ガドガード 作画監督 2 10 24 26(相・松・秋) ■カレイドスター 作画監督 34(野) 37(高) 44(鈴) 47(福) 49(鈴) 51(鈴・高・福・金・樋) ■デ・ジ・キャラットにょ エンディングアニメーション4 作画監督・原画(総作監に山川吉樹) ■忘却の旋律 エンディングアニメーション 作画 作画監督 23(和) ■BECK 作画監督 25 ■奥さまは魔法少女 エンディングアニメーション 原画 ■Paradise Kiss 作画監督 2 8 12 ■DEATH NOTE 作画監督 OP2 ■魍魎の匣 作画監督 ED ■こばと。 キャラクターデザイン ■NEEDLESS キャラクターデザイン ■とある魔術の禁書目録 インデックス Ⅱ キーアニメーター(柳隆太と共同) 作画監督 ED1 5(佐野・吉・錦) 11(佐野恵・吉) 13(錦・柴・飯) 24(木本・佐野恵) 総作画監督 3 12 16(沼) ■ギルティクラウン アニメーションキャラクター 作画監督 OP1 OP2(長・千) 1(千・矢) 19(肥・井・胡・宮・今・田) 総作画監督 12(門) 22(門・矢・長・浅) 作画監督補佐 18(手・長・菊・橋・千) ■八犬伝 -東方八犬異聞- キャラクターデザイン 総作画監督 OP ED ■ファンタジスタドール キャラクターデザイン 総作画監督 ユークリッドデバイスデザイン(結城信輝と共同) 作画監督 OP 総作画監督 12(滝) ■八犬伝 -東方八犬異聞- 第2期 キャラクターデザイン ■甲鉄城のカバネリ 作画監督 12(千・荒・大・胡・野・張・池・松・神・今・門・土・山・手・板・齋・田) ■ID-0 アニメーションキャラクターデザイン エンディングアニメーション 2Dワークス ■甲鉄城のカバネリ 海門決戦 作画監督(江原康之、池田早香、張紹偉、西原恵利香、山内遼、宗崎暢芳、金甫旻、高部光章、川上暢彦、田中紀衣、酒井智史と共同) ■モンスター娘のお医者さん キャラクターデザイン 作画監督 OP ED 総作画監督(全話 全て橋口翔太郎、内田利明と共同、7話より渕脇泰賀が加入) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ■月とライカと吸血姫 キャラクターデザイン 作画監督 OP ED 総作画監督(全話) 1 2(反) 3(反・渕・内・橋) 4(反・渕・内・橋) 5(反・渕・内・橋) 6(反・渕・内・橋) 7(反・内・渕) 8(反・渕・内・橋) 9(反・内・渕) 10(反・内) 11(反・渕・内・橋) 12(反・内・渕・橋・川) ■ゴブリンスレイヤーⅡ キャラクターデザイン ■はめつのおうこく キャラクターデザイン 総作画監督 2(反) 4(反) 7(反) ■帰還者の魔法は特別です キャラクターデザイン ■関連タイトル Blu-ray モンスター娘のお医者さん 1 特装限定版 GUILTY CROWN Blu-ray BOX 完全生産限定版 ファンタジスタドール vol.1 Blu-ray 初回生産限定版 とある魔術の禁書目録II Blu-ray BOX 初回限定生産 Blu-ray 八犬伝 ―東方八犬異聞― 1 初回限定版 こばと。Blu-ray BOX 天使になるもんっ! vol.01 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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時計の針が10時を回った。 金曜日の夜は淡々と過ぎていくわけで、テレビもなんとなくつけっぱなしで、ずーっとおしゃべりに花が咲く。 でも、心臓はドキドキドキ…。 そろそろ…。 そろそろだよね…。 それは今日のお昼のことだった。 『ねぇ、ミキティ。昨日あの後、どーした?』 『は? 昨日?』 購買でパンを買った帰り道、うちのクラスに来る途中のごっちんにつかまった。 いつも眠そうなごっちんがなんか真剣な顔で美貴を見る。 『何? 昨日って。あのままふつーに帰ったけど…』 そしたら、ごっちんがやれやれって言わんばかりのため息をついた。 『ミキティ、ちょっといいかなぁ?』 ぎゅっと腕を引っ張られて連れてかれたのはごっちんのお昼寝スペース。 屋上のドアの上。 『一緒に帰ったんでしょ。昨日』 『うん。帰ったけど…』 『けっこう遅い時間だったよね?』 『…え。うん…』 なんか詰め寄ってくるごとーさん。すっごい怖いんですけどー…。 『ほんっとにそのまま帰ったの?』 『は?』 『あーもぉ! だーかーらぁ、泊まったりとかしなかったの?』 『え…うん。ふつーに明日ねーって…』 『あのさぁ、甘えて泊まるなり、梨華ちゃんをミキティんちに泊めるなりするとか考えなかったの?』 『えー。でもさぁ…』 『女の子が遅い時間にさぁ、一人で夜道歩くんだよ?』 『まぁ、そーだけど…』 『もぉっ!』 それからごっちんはしばらく黙ってたけど…。 『わかった』 思い出して、はぁ…とこぼれたため息。 あー。なんか落ち着かない! いや…人の家だからっていうのもあるけどさぁ…。 ほらほら。そこらじゅうピンクだし。 なんとなく見上げた壁にかかってる美貴の制服。 先輩の柴田さんからもらったらしい“日本一”Tシャツになんとなく目をやる。これもらってふつーに着るんだからすごいよね。あげた方もあげた方だけどさ…。 そして…。 「美貴ちゃん、紅茶飲む?」 「あ、うん」 目の前でカップに注がれるお茶。微笑む梨華ちゃん。 「甘いほうがよかったら、これ、がんがん入れちゃって」 って砂糖の入ったビンを小さく振って見せた。 そーなんだよね。 ここは梨華ちゃんち。 とりあえず通いなれてる1DK。 もう夜の10時を回って、ちょっと梨華ちゃん、おねむって感じ。 んふ。かわいい…。 って、そうじゃなくってね…。 まったくさ。ほんっとごっちんには驚かされるよ…。 『梨華ちゃん』 『なに? ごっちん』 『ミキティがさ、今日泊めてほしいんだって』 戻ってきてようやくお昼にありつけた美貴。 けどさ、戻ってきていきなりこれだよ。飲みかけのミルクティーを噴出しそうになっておもいっきり踏ん張ったら気管に入ってさ…。 ごっちんの気持ちはありがたいよ。うん。でもさ、マジで急だから。びっくりするから。 お風呂が壊れたっていう名目で梨華ちゃんちにお泊り。いちおう、明後日業者さんが来るっていう設定つき。 なんとなくざーっと砂糖を入れて、なんとなくカップに口をつける。 あー。なんかさぁ、どきどきしすぎて味、わかんない…。 美貴さぁ…こんなに重症だったんだぁ…。 でも…。 「カレー、おいしかった」 この味はね、ちゃんと覚えてるの。だって、梨華ちゃんの手料理だもん。 あーあぁ。ふふっ梨華ちゃん、うれしそう。 「ふふ。ありがと。がんばっちゃったからね」 「へへ。がんばっちゃったの?」 「うん。だってさぁ、食べてくれる人がいるんだもん」 ハートマークを感じたね。今。それって美貴のためだよね? はにかむ梨華ちゃん。なんか美貴も照れくさくなっちゃってさ。 「やだぁ。梨華ちゃん、きしょ。気分はもぉ新婚さん?」 「なによぉ。いーじゃん」 「気分は若奥様なんだ?」 「そーだよ? エプロンだって似合ってたでしょ」 「まぁねぇ」 とっっっっっっっっても、似合ってた。若奥様かぁ…。えへへっ…。 「じゃあ、美貴はダンナ様。なんてね」 「ふふっ。ダーリン。ちゅっ!」 投げキッス! きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ! だぁりんだってぇ! もぉ! はっ…はずかしぃ…。 けど…うれし。 「もぉ、梨華ちゃん、きしょいってば」 でも照れくさくってこんなことしか言えないけど。 「あっ! ひっどーい。美貴ちゃんが振ったくせに」 って言いながらくすくす笑ってて。 だから美貴もえへへへって笑ってて。 「だって。きしょかったんだもん」 ほんとは、すっごくかわいかったよ。 抱きしめちゃいたいくらい…。えへ。 とりあえず、気持ちを落ち着けようと紅茶を飲んだら、なんかすっごい甘かった。 梨華ちゃんお気に入りのレモンシュガーの甘酸っぱさがなんだかくすぐったく感じる。 「でもさぁ、ほんと、おいしかったよ。カレーは」 「えー。カレーだけ?」 「もちろん、その後のデザートの白玉もね」 「ふふっ。だって得意料理だもん」 ホンットにうれしそうにきらきら輝く笑顔。 白玉はやっぱ得意って言ってるだけあって、手馴れてたし、おいしかった。まぁ、そんなに難しい料理じゃないと思うんだけどさ。でも、いいの。梨華ちゃんの手料理だから。 きっと美貴もすんごい笑顔なんだと思う。梨華ちゃんがくすくすって笑ってるから。 「こんなに喜んでくれると思わなかったなぁ」 「そーぉ?」 「うん。頑張って、またおいしいの、つくるね」 「うん! 期待しちゃう」 「ふふっ。期待して」 ガッツポーズで応える梨華ちゃん。 「やっぱり喜んでもらえると作り甲斐あるし、楽しいじゃん。一人でご飯食べるより」 「それはそうだねぇ」 美貴もけっこー、お母さんとか来ないときはコンビニとかほか弁で済ませちゃうしなぁ。こーゆーあったかいご飯って、何気にけっこううれしいんだよね。 「だからさ、また、いつでもおいでよ」 お金とか、けっこう節約できるしね。って梨華ちゃん。 「もっちろん。迷惑じゃないなら、美貴、通っちゃうよ?」 「いいよ。通って通って!」 なんかすっごくいい感じ。 ふふっ。このまま一緒に暮らすなんていうのもいいよねぇ。 なぁんてね。 いいなぁ。なんかさぁ、コイビトみたいだよねぇ。 …。 そうなんだよねぇ。 盛り上がるだけ盛り上がったけど、でも、どうなんだろ。 にこにこ今笑ってるけどさ、ちょっとほっぺ赤いけどさ。 キスした。 すきって言った…。 でも…でも、ね…。 ねぇ、梨華ちゃん? なんとなくお茶を飲む。 なんか梨華ちゃんもちょっと落ち着かない感じ。気のせいかなぁ? そわそわしてるような…。 それに、今日はずっとテンション高いし。 帰る時もずーっと手、握ったまま…って、あ、いつもか。 カチカチカチ…。 時計を見たら10時半くらい。 ふと、梨華ちゃんが立ち上がった。 「お風呂、お湯溜めてくるね」 「あ…うん」 うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! きたっ! きたきたっ! どーしよぉっ! 『ミキティ、泊まりに行くに当たって、指令をだします』 いつになくまじめなごっちんがびしっと美貴を指差した。 『梨華ちゃんと一緒にお風呂』 あのときのあの目。怖かった…。 だって光ったんだよ! あーうー…。 そーいえばさぁ…梨華ちゃんとは入ったことない。 いつもは一人一人だったし。ごっちんとかが一緒に泊まってる時とか。 『でも、今日は二人きりなんだから、問題ないでしょ』 いや、問題あるから。 あのナイスバディを間近で見るんだよ! どーしよ…鼻血でそう…。 亜弥ちゃんはさぁ、やっぱよくお泊りするから一緒に入るけど、なんだろうなぁ…。たしかにあの胸は気持ちいいんだけどさ、なんかじゃれてるっていうか、遊んでるっていうか…。 別に意識とかしてないし…。 ただ、やーらかくってきもちいいなぁって。しかもおっきぃし。それに、亜弥ちゃんもまんざらじゃなさそーだし。 でも、梨華ちゃんは違う。 普段はほんっとにガードの固い梨華ちゃん。なんかじゃれて触ったりとかあんまさせてくれないし、手は繋いでくれるけど、梨華ちゃん、あんまし美貴にはべたべたしてくんない。 けっこー欲求不満。 それにくわえて、なんかオーラというか、触りにくい何かがあるの。 だから…だからさ、どーしよ…。 またどきどきしてきた…って、これじゃまるで男子じゃん! 美貴、やっぱおかしい。 でも…でもさ、気持ちよさそーだよね…。 戻ってきた梨華ちゃんと目が合って、へへっと微笑んでみた。 「もうちょっと待ってて」 「うん」 「あっ、そういえば、美貴ちゃん、うちにパジャマとか置いてたっけ?」 「ううん。置いてないよ。いいよ。これで大丈夫だから」 「うん。そっかぁ。ごっちんはうちにパジャマとか置いてるから、美貴ちゃんもそうしてたっけって思っちゃったよ」 えっ…!? 「下着はあたしの使って」 「あ、うん。ありがと」 そっか。考えてみたらパジャマとか置いておけばよかったかぁ。そりゃよく来るけど、いつもジャージとかシャツ借りてたし。 それよりもごとーさん…。あんたあべさんいるのにけっこう来てる…っていうか、いつの間に…。 「ねぇ、梨華ちゃん、ごっちんって結構来てるの?」 「あぁ、うん。最近はね。なんかなっちがかまってくんなーいって。安倍さん今教職で忙しいからだと思うんだけどね」 「ふ~ん」 「帰ってきてもすぐ寝ちゃうらしいから、時々うちきてなっちのばかーって拗ねてるよ」 それはそれでなんかごっちんらしくてちょっと微笑ましいかも。 梨華ちゃんは立ち上がってまたお風呂のお湯を見に行く。 あー…。 どーしよ…。 ってか、ごっちん…よく来てんのかぁ…。 っていうか、あべさんいるんでしょ? なんでわざわざ梨華ちゃんちにパジャマ置いとくのよ。 っていうか、そーゆーことは美貴に言えっ! 「美貴ちゃん」 「えっ! あ、なに?」 びっくりしたぁ…。やば、美貴、ごっちんに嫉妬してるし。 そんな美貴の気持ちに気づいてない梨華ちゃんはちょこんと首を傾げて微笑んでる。 「お湯、溜まったからお風呂どうぞ」 「あっ、うん」 『梨華ちゃんとお風呂』 指令がぐるぐる回る。 『できなかったら…わかってるよね?』 にやりと笑うごっちん。 そんなの言われなくても、こっちからお願いしますよーだ! でも、いざとなると…。 うあ…。 どきどきどき…。 「美貴ちゃん?」 「あ、うんうん。お風呂ね」 「うん。あたしは後でいいから」 いけっ! 頑張れ! 美貴! 「ねっ、梨華ちゃん」 「ん?」 「一緒に入ろ」 いやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! 言ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 言っちゃった! 言っちゃった! やぁぁ!もー…顔が熱っ! 何気なく言ったつもりがたぶん今の美貴、すんごい笑顔。 気のせいかな? 梨華ちゃんの視線がちょっと泳いだ。そして、はにかむように微笑んで…。 「うん」 □ 入浴剤の強い香り。なんか緑なお湯。 ちょうどいい…と思う湯加減。 着替えを受け取って、ふらーっと舞い上がる頭のまんま脱いで、なんかいそいそと、でもなんか念入りに体洗って…。 湯船に浸かって、でもなんか落ち着かなくって…。 なんでだろう。 どうしてこんなにどきどきするのかなぁ。 たかがお風呂だよ? だけどさ、お風呂…。 えへっ。 舞い上がってるなんてわかってるよ。でも、どーしていいのかほんっとうにわかんないし…。 ほんっともぉ、いそいそと体洗ってさぁ…。だって落ち着かないから。 このどきどきが答えだって知ってる。 でも…さ…。 キィッ…。 あっ! なんかちょっとはにかむようにマユゲを下げて笑いながら入ってきた梨華ちゃん。 黒いって気にしてるきれいな小麦色の肌、きゅっとしまった腰、ぱぁんって張った形のいい胸。すらっと伸びた足。 あ…鼻血でそ…。 思わず見とれてたらしくって、ぽかーんと口を開けてたのに気づいた。 「あぁ、ごめん…」 「え!? あ、うん…」 きゅっと音の後にざーってシャワーの音。 どこに目をやっていいのかわかんなくって…視線がさまよう。 とりあえず湯船に口まで沈めてぶくぶくぶくって遊んでみる。 うー。 気になる…。 やっぱ視界の端に入ってくるわけで…。 あー。でもさ、美貴と梨華ちゃん、女同士じゃん。 そーだよ。うんうんうんうん。 だからへんじゃん。恥ずかしがってさぁ。 だから亜弥ちゃんとも一緒にお風呂入るんだし。 よっし。 ということで、視線を上げた。 ぅあ…。 ちょうど髪を洗ってるところで、うわ…うなじきれい…。触ったらだめかなぁ。 なんか指先がうずうずする。 しばらくじーっと洗うのを眺めてたら、 「やだぁ。恥ずかしいよ。美貴ちゃん」 って梨華ちゃん。 「あんまりじっと見ないでよぉ」 「やだ。だってキレイなんだもん」 開き直りじゃないよ。本当のことだから。 そしたら梨華ちゃん、困ったように笑ってた。 ちゃぷっ。 梨華ちゃんも湯船に浸かる。 だからぴたって腕と腕をくっつけて隣り合って並んで座る。 向かい合うと、狭いお風呂だけどなんか距離が遠くなったように感じるから。 「ちょうどいい湯加減だね」 「うん。気持ちいい」 乳白色の入浴剤じゃないから、なんにも邪魔されずにお湯の中の梨華ちゃんの体が見えるから、やっばりなんとなく目のやり場に困る。 梨華ちゃんもなんとなくさっきから黙ったまま。 静かな静かなお風呂タイム。 もぉ…どきどきどき、心臓うるさい! …もしかしたら、梨華ちゃんもどきどきしてるのかな? ちらりと横目で見ると、しっとりと水に濡れた梨華ちゃん。 なんかいつもと違う。 上手くいえないけど、色っぽくって…すごく大人っぽくって…。 「美貴ちゃん?」 「きれいだなぁ…」 気がついたらするりとそんなことを言ってた。びっくりして目を丸くして、それからふふっ照れくさそうにはにかむ梨華ちゃん。 「そうかなぁ。美貴ちゃんだってきれいだよ」 「そぉ?」 うわ…。なんか恥ずかしぃね…。 「うん。色白いしさ、足とかきれいだし」 「ふふっ。ありがと。梨華ちゃんだって、いいよねぇ。出るとこ出ててさ。腰とかきゅってしてるし」 こう言ったらなんだけど、ほんっとにおいしそうな体だよね。 そしたら、梨華ちゃん、むーって首を傾げながら膝を抱えた自分の身体を見た。 「んー。そうかなぁ。スタイルだったら美貴ちゃんだっていいじゃん。ごっちんだってスタイルいいし」 「でも、美貴の中では梨華ちゃんなの」 えへって笑って、ちょっと甘ったるい言い方だったからなんか梨華ちゃん余計照れちゃったみたい。 「そう言ってもらえるとうれしいんだけどねぇ。ごっちんもね、よくそういってくれる」 「ごっちんがぁ?」 ちょっと待って。どーいうこと? 「うん。梨華ちゃんの体いいよねぇ、きもちいーって、よくいたずらしてくるっていうか、抱きついてくるっていうか…。」 最後はごにょごにょと呟いてたけど…。 カチン。 ごとぉさぁん…。 人に指令とか言っといて…。 「そんなことしてくんの?」 「う…うん、こう、ね」 美貴の背中に手を置いてちょっと後ろを向かせると、抱きつくようなしぐさをする。 「りかちゃーんって。あの笑顔で」 「…」 「そっ、それでね、手はね、こう」 って、前に回っていた手がちゃぷってお湯の中に消えて、するっと美貴の脇の下をくぐって胸の下へ。 「こう…」 って、それって梨華ちゃんの胸……。 ぴきっ。 「ふ~ん」 あんのやろぉ…! 美貴がいないからって、そんなことを…。 「は…恥ずかしいんだよねぇ…」 困ったように笑って、梨華ちゃんはぎゅっと美貴の腰を抱いてのしかかるように背中に身体を預けてきた。 「…ぁっ!」 ぎゅうって抱きしめられて、あっ…背中に胸のやわらかい感触。 なるほど梨華ちゃんは胸を触られつつ、ごっちんの素敵なバストを背中に感じてる…と。 うーん。うらやまし…って、そうじゃなくってさ…。 あれ、この状況って、梨華ちゃんの……。 背中に感じる柔らかい胸の感触。 すっかり温まったあったかい体とお湯の温度の区別がよくわからない。 ふと気がつけばしっかりと後ろから美貴を抱きしめる梨華ちゃんの顔がすぐ横にあって、抑えるようなかすかな息遣い。 どきどきどき…。 美貴の心臓の音。 背中から直に伝わってくる、梨華ちゃんの心臓の音。 「…梨華ちゃん」 「…なに?」 そっと横を向いたら、唇がすぐそばにあった。 梨華ちゃん、美貴は……。 目を閉じて、しっとりと濡れている梨華ちゃんの唇にそっと美貴の唇を重ねた。 □ のぼせたのかよくわかんないけど、なんか熱かった。 ベッドに座ってなんかぼんやりする頭で思い返す。 なんか不思議な空気だった。 この間の屋上でのキスみたい。 目が合って、だからキスした、そんな感じ。 唇がそこにあって、抱きしめる梨華ちゃんの腕がやさしくて、だから…。 キッチンに行ったまま戻ってこないからそっちに目をやったら、ペットボトルとコップを前にしたまま、指先で唇に触ってた。微かになぞるように動いた指先。 じっと見ていたら気づいたのか、はっとしたように肩を震わせた後にこって笑った。 「ごめんね」 「ううん」 持ってきてくれた水を一気に飲み干した。 よく冷えた水が火照った体に気持ちいい。 「「はぁ…」」 二人同時に零れ落ちたため息。 顔を見合って笑いあって。 なんかおかしくって…。 そしてどうでもいいことでまたおしゃべりが盛り上がって。 なんかそんなこんなで笑ってたら、もう日付を超えそうだった。 梨華ちゃん、なんかおねむみたいだし。美貴もけっこう眠いかな。 「そろそろ寝よっか」 「…そうだね」 いつもはテーブルどかして布団敷いたりするんだけど、 「一緒に寝よう?」 って聞いてみたら、 「うん!」 って。すっごくうれしそうにふにゃっと笑った。 先に布団にもぐった美貴。 のそのそと狭いシングルベッドの奥っていうか左半分側に移動。 梨華ちゃんは明かりを消すと、いそいそと小走りでやってきて…。 ガン! 「あいたっ!」 テーブルに足をぶつけたらしい。 「大丈夫?」 「う…うん」 なんとか答えながらのそのそと布団に入ってくる。 美貴、どうしても左向かないと寝れない癖があって、だから梨華ちゃんに背中を向けてる。 後ろでごそごそしてて、また緊張というか…どきどきして…。 だってその…さっきキスしたばっかりだし…。 梨華ちゃんもなんか背中を向けてて、さっきのキス…勢いって言えばそうなんだけど、なんかなぁ…。変な空気になっちゃったかなぁ。 カチカチカチカチ…。 どきどきどきどき…。 時計の音と心臓の音がやけに耳につく。 カチカチカチカチ…。 どきどきどきどき…。 静かな部屋。 時々前の道路を走る車の音が聞こえてくる。 なんか眠れなさそう…。 梨華ちゃんは…と思ったら、ごろんと寝返りを打った。 「…美貴ちゃん」 「…なに?」 「うん。まだ起きてたんだ」 「うん…」 眠れないよ…。どきどきしちゃって…。 梨華ちゃんがもそもそと近づてくる。 「ねぇ、美貴ちゃん」 なんか緊張してるような声。ちょっと頼りない。 「なぁに?」 「あのね。お願いがあるんだけど…」 「うん。なに?」 「あの…あのね」 ぴたって梨華ちゃんがくっついてきて、かーっと体温が一気に上がった。 布越しとはいえ、さっきお風呂で感じたやわらかくてやさしいあの感触。 「あたし…ね、寝る時、癖があってね」 「うん」 「あのね、何か足に挟まないと…なんか…眠れないんだよね」 「うん」 「ほら、いつもはごっちんとかも泊まりに来てお布団敷いてるときはね、いいんだけど…」 「うん」 「…だから…」 耳元で囁かれてるような感じ。なんかくらくらする。 なんかどっか恐る恐る。ふふふっ。かわいいなぁ。 「うん。いいよ」 って返したら、ぴくっ…って、梨華ちゃんが震えた。 「ありがと。美貴ちゃん」 そっと大事なものを包むようにふんわりと美貴の胸の辺りに回された腕。ちょっと身体を浮かして手伝ってあげる。 「痛くない? 大丈夫?」 「うん。大丈夫」 そして、美貴を挟み込むようにそぉっとそぉっと足が絡みついてくる。 「ほっ…ほんとにごめんね」 「ううん。…うれしい」 どきどきしてるのは梨華ちゃんもおんなじで、さっきのお風呂でのときみたいにどっちの心臓の音かわかんない。でも、あったかくて、やわらかくってやさしい。すっごいいい気持ち。 どきどきしてるのに、なんかほっと心が和んでいくから、なんか不思議。 「…うん」 ぎゅって抱き寄せられて、だから梨華ちゃんの手を捜してそっと重ねた。 まだ夏の初めだけど、夜はまだなんとなく寒くって、だから布団は気持ちよくって、そして梨華ちゃんがあったかくって…。 明日は土曜日。 のんびりとこうして昼までっていうのも、なんかいいよね。 二人とも寝るの大好きだし。 美貴、けっこう家でのんびりしたい人だし。 「ねぇ、梨華ちゃん」 「んー」 「明日も泊まって…いいかな?」 「うん。のんびりしてって」 静かな夜。 あったかい布団の中。 ほんの少し、縮まったかな。 今はこうしてくっついてるけど、心も。 ねぇ、梨華ちゃん? 気がつけば夢の中。 吸い込まれるように落ちた眠りの向こう、夢の中でも美貴と梨華ちゃん、笑ってた。 ■ 月曜日。 校門の前で待ち伏せて、のんびり登校してきたごっちんをひきずって屋上へ。 もぉさ、ガツンと言わないと。ね。あべさんいんのにさぁ。 「いたたたっ! ミキティ、痛いってば」 とりあえず周りに人がいないのを確認して、手を離した。 「あーあー。なんか目が覚めちゃったよ」 「いいんじゃない。今朝なんだから。」 っていうか、ちっとも目が覚めたように見えないんですけど…。 相変わらずふにゃっとしてるごっちん。 美貴が掴んでた腕をさすると、にやっと笑った。 「どうだった?」 「どうだった…って?」 「だから、金曜日」 なーんか、らんらんと目が輝いてるし。 「楽しかったよ。梨華ちゃんちでお泊り」 「うんうん。で? で?」 「で…って、昨日も泊めてもらって、手料理食べて、お風呂一緒に入って」 楽しかった。さすがに二日も一緒だと、なんか妙な照れとはなくなるから、自然にすごせたし。いっぱいいろんなこと話したり、そうそう中間も近いから、ちょっと勉強なんかしてみたり…ね。 「ほぉほぉ。楽しかったわけですな。ふむふむ」 にっこりと笑顔のごっちん。 やば…どうやらにやけてたみたい。 「で、ね、どう?」 「って言われても…ねぇ」 その一言で、なんかごっちんも気づいたみたい。あぁ…とため息をついたけど、 「まっ、焦っても仕方ないか」 だって。 「うん。でもさ、楽しかったから、けっこうっていうか、美貴はかなり満足」 「うんうん」 ふにゃって笑ってうなずくごっちんも嬉しそうで、なんか煮え切らない美貴と梨華ちゃんを応援してくれてるって言うのがわかって、なんかうれしい。 って、そんな笑顔にはごまかされないから。 それとこれとは別なんで。 「ね、ごっちん」 「ん?」 「カラオケ行った日さぁ、最近遊んでないじゃん。ウチラって言ったよね?」 「うん。言ったねぇ」 「でも梨華ちゃん、ごっちんここんとこよく来るって言ってたんですけどー」 「うん。遊び行ってたよ」 ちょっと待って。開き直り? 「それにさぁ、ヨシコとカラオケして梨華ちゃんちにお泊りはしたけど4人では遊んでないよね?」 「…んー。まぁねぇ」 「じゃあ、いいじゃん」 …いいのか? そんな美貴を見て、ごっちんは更に続ける。 「先週は行ってないけど、その前の週とかはけっこう泊めてさせてもらった。だってさ、なっち、研修先の人たちとご飯食べてくるって言うしさー」 むっと唇を尖らせて拗ねるごっちん。…かわいい。ちっ、これじゃあさぁ…。 「だからさ、ちょっと甘えちゃった。ごめんね。ミキティ」 てへって笑って、そんな顔すんなっ! 「…あぁ…うん」 許すしかないじゃん…。 「でもさ、ミキティ、梨華ちゃんとこ一人で泊まったことないみたいだったし、ほら、ごとーのおかげでちょっとうれしい思いもしたんじゃない?」 うりうりってひじでつつかれて…。 ぽっと頭に浮かぶあの感触、あの姿…。 「…」 べしっ! 「あたっ! ミキティひどっ!」 なんてわざとらしいくらいの泣き顔で頭抑えて、だけど、なんか笑ってて…。 「だって。ごっちん、あべさんいるじゃん」 「あー。へたれセクハラ大魔王には言われたくないですー」 「へたれ…って…」 むうっとにらみあって、くすくすって笑みが零れて…。 ありがとね。ごっちん。 きーんこーんかーんこーん。 「あっ! 始まるね」 「うん。じゃ、またお昼ね」 教室に戻ったら梨華ちゃんが、なんか心配そうな顔してた。 「どうしたの? 急にすっごい恐い顔してごっちんとどっかいっちゃうし」 「あぁ、うん。ちょっとね」 そんな美貴の返事に不思議そうに首を傾げる梨華ちゃん。 窓の外は今日もよく晴れてて、今日のお昼外で食べるのもいいかもなぁ。 ぽかぽかといい天気。 「今日はさぁ、外で食べたいね。お昼」 「うん。そうだね。中庭行こうか?」 って梨華ちゃん。 「ちょっとしたピクニックだね」 ほんとは梨華ちゃんと二人きりがいいけどさ、たまにはみんなで外で食べるっていうのもいいよね。 だってさ、梨華ちゃんはきっといつでも独占できるって思うから。 そんなことを思ってたら、『あっ!』てひらめいた。 「ねぇ、梨華ちゃん。土曜日、暇?」 すぐに「いいよ」って、梨華ちゃん。 だからこれから週末は勉強会。二人だけのね。 ほんとにちゃんと勉強するの? …なーんていう言うツッコミ、どっかから聞こえてきそうだけどね。 (2004/11/18+11/20)
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メーカー ディースリー・パブリッシャー 機種 PS4PSVitaPC(Steam) ジャンル 3DARPG キャラクター 彩優理奈玲美月代咲姫海凪陽希麻衣シルヴィアサリアファレンメリーナハルディナラドリア シチュエーション 装備破壊 備考 アクションシューティングゲームのバレットガールズシリーズの最新作 キャラは彩、優理奈、玲美、月代、咲姫、海凪、陽希、麻衣、シルヴィア、サリア、ファレン、メリーナ、ハルディナ、ラドリアの14人 過去作から登場のキャラもボイスは新録 やられボイスは通常ダメージで三種類、ダウンで三種類、戦闘不能で三種類、戦闘不能後に一種類 死亡時は前作から登場の8人は悲鳴二種+台詞一種のキャラが多いが、ファンタジアからの新キャラは台詞のみ、もしくは脱力系で叫ぶタイプの断末魔がないのが惜しい 表情変化はあり、カメラは近くに寄れるのでよく観察はしやすい 攻撃を食らうと服が破けていくが、衣装破壊をoff等にすることができないので服を破かせたくない人は難点 死んだ後は裸で倒れて目を見開いたまま痙攣したような感じで倒れ込み、カメラ操作で眺めることはできる 単独で出撃することもできるのでバディ(味方)に邪魔されることもない バディは戦闘不能になるとき、瀕死ボイスが優先されて死亡ボイスが聞けないことが多いのが残念 また、バディがしゃべってるときだとプレイヤーキャラの台詞が低くなってしまってやられ声がかき消されるのも残念 火之本 彩 ダメージ「ぅっ、ぃっ」「ぅぁっ」「くッ!」 ダウン「ゃあぅっ!」「ぃゃッ!」「ゃぁああぁー!」 戦闘不能「いやぁああぁあっ!」「きゃぁあああぁーーっ!!」「やれちゃった…」 戦闘不能後「こ…こんなところで…」 金園 優理奈 ダメージ「わぁんっ」「うっ」「くっ」 ダウン「きゃんぁっ!」「きゃあぁーっ!」「きゃああっ!」 戦闘不能「きゃぁああああぁぁ~っ!」「ゃぁあああぁあぁ~っ」「やられました~」 戦闘不能後「すいません…力及ばず…」 木住野 玲美 ダメージ「うぅぅっ」「にゃあぁっ!」「くふゥっ!」 ダウン「きゃぁっ!」「やったなーっ!」「ふひゃぁっ!」 戦闘不能「うにゃぁああぁ~っ」「ぅわぁああぁあッ!」「こんな…所で…」 戦闘不能後「駄目だったのだ…」 高梨 月代 ダメージ「くッ、っ」「ぅぁあっ」「うぅうう」 ダウン「ひゃあッッ!」「きゃーーッ!」「いやぁあっ!」 戦闘不能「きゃあああぁぁーーっ!」「いやあぁああぁぁ~っ」「やられた~」 戦闘不能後「もう…駄目…」 天峰 咲姫 ダメージ「ぅう、っっ」「うぅッ、っ」「うんっ、っ!」 ダウン「きゃあーッ!」「いやあっ!」「ああぁっ!」 戦闘不能「ふぇええええええん!!」「ふぇえええええっ!!」「負けちゃったよぉ…」 戦闘不能後「お菓子をもっと…食べておくんだったよ」 神代 海凪 ダメージ「あっ」「ぐうんっ」「う’ッ!」 ダウン「きゃああぅっ!」「ゃあぅッッ!」「ううわっ!!」 戦闘不能「う’ぅわぁあああぁあ~っ!」「お、おのれーーっ…」「む…無念…」 戦闘不能後「馬鹿な…うっ…」 早乙女 陽希 ダメージ「くぅぅぅっ」「ううぅっ」「ぬっ!」 ダウン「うあッッ」「うアッ!」「やるなっ!」 戦闘不能「うわあ’ああぁああぁぁー~ッ!!」「マジかよ…」「やられたぁ~っ!」 戦闘不能後「くっそ…こんなところで…」 土井内 麻衣 ダメージ「ああっ!」「うんっ!」「くっ!」 ダウン「ぃやあッ!」「きゃあッ!」「きゃああぁ~っ」 戦闘不能「いやああぁあああぁぁぁッッ!!」「きゃあぁああぁぁっ!」「や、やるじゃないの…」 戦闘不能後「まさか…この私が…」 シルヴィア・オルタンシア ダメージ「ぅうぅっ」「うぅうっ」「あぅぅっ」 ダウン「いやぁっ!」「わぁんっ!」「ぅああぁーっ!!」 戦闘不能「ぅぅ…」「も…もう駄目です…」「そ…そんな…」 戦闘不能後「こんなところで…力尽きるなんて…」 サリア・ヴィオレット ダメージ「ぅぅあぁっ」「うっ」「くふぅっ」 ダウン「ひゃあぁっ!」「きゃぁぁぁっ!」「いやあっ!」 戦闘不能「ぅ…ぅぅぅ…」「げ…限界みたいですね…」「まだ…私には…」 戦闘不能後「力及ばず…無念です…」 ファレン・シールウィンデ ダメージ「ぅうぅっ」「ぁぅうっ」「くぅうっ」 ダウン「いやぁっ!」「きゃぁっ!」「くっはッ!」 戦闘不能「くそっ…」「かなり…まずいぞ…」「まだ終わるわけには…」 戦闘不能後「任務が…クソぉっ…」 ハルディナ・クリサントゥ ダメージ「くぅっ」「あっ」「ぅうっ!」 ダウン「きゃっ!」「ああぁぁっ!」「いやっ!!」 戦闘不能「使命を果たせぬまま…」「こ…このままでは…」「覚悟を決めねばなりませんね…」 戦闘不能後「くっ…このような所で…」 メリーナ・イーリス ダメージ「ううっ」「うっぃっ」「わあぁっ!」 ダウン「ぃやぁあっ」「みゃあああ~っ!」「あぁっ!」 戦闘不能「もっと…やれるみゃ…」「このままじゃ…ヤバいみゃ…」「ふらふらしてきたみゃ…」 戦闘不能後「もう駄目みゃぁああ~…」
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あらすじ 登場アイドルふれあい プロローグ メイン MV(並び順) エピローグ 楽曲 その他実装日 前後のメインコミュ センターアイドルの他のソロ曲メインコミュ あらすじ 劇場内ではレッスン(サッカー)ができないため、 公園へと向かうエレナ達。美也がはぐれそうに なったのをきっかけに、みんなで手を繋ごう とするエレナ。全員で力を合わせ公演を成功 させよう、と決意する。 登場アイドル ふれあい 島原エレナ、横山奈緒、田中琴葉 プロローグ 島原エレナ、横山奈緒、田中琴葉 メイン 島原エレナ、横山奈緒、田中琴葉、宮尾美也、百瀬莉緒 MV(並び順) 宮尾美也、横山奈緒、島原エレナ、田中琴葉、百瀬莉緒 エピローグ 島原エレナ 楽曲 ファンタジスタ・カーニバル(ニコニコ大百科(仮)へ飛びます) その他 実装日 2018年7月10日 前後のメインコミュ 前:第21話 あの空に手が届くまで 次:第23話 聞かせて、キミの気持ち センターアイドルの他のソロ曲メインコミュ 第94話 ワタシは、アナタの 名前 コメント すべてのコメントを見る